ミドル世代の転職は、一般的には難しい点が多いと言われています。

たとえ年齢制限がなくても、現実には書類選考の段階で中高年は不採用となることも多くあります。
そのため、何十社応募しても、書類選考さえ一つも通らないということは良く聞く話です。
そんなミドル世代の転職活動を成功させるためには、色々な意味でポイントを絞ることが大切だと思います。
特に、不採用が続くと陥りがちなのは、焦って色々な転職サイトに登録してみたり、本来だったら応募しようとさえ思わなかったはずの会社に応募したりすることです。
そうなると、もはや何のための転職活動だったのかが分からなくなります。
また、そういう会社では例え面接まで行ったとしても、うまくアピールできずに不採用となり、結局は時間の無駄ということにもなりかねません。
不採用が重なる度に自信も失われていきますから、中高年の転職活動はできるだけ短期決戦で、自分の意思がブレないうちに的を絞って行うことが重要です。

さらに、アピールする際には自分の能力に関しても絞り込むことも需要です。
「何でもできます」というタイプの人であれば、年齢のいったひとよりも若い人の方が採用されてしまうのは当然です。
自分がこれまで何をやってきたのか、その中で特に得意だったことは何なのか、また、それでどのように会社に貢献できるのかを、自分の経験を凝縮してピンポイントかつ強力にアピールすることが重要です。

転職を経験したことのあるミドル世代の中には、地位や給料が以前と比べて下がってしまったという人は多いようです。
しかし、給料を下げることなく働きやすい職場に就職するためには、自分の能力も会社もシビアに見極めて、ポイントを絞って転職活動を行うようにしてください。